日出町教育委員会は、令和6年度日出町公民大学の開講式と第1回講座を16日午前10時、町中央公民館で開催した。約60人が参加した。
町民に広く学びの機会を提供するのが目的。様々なテーマの講演会を年5~6回実施する。年間登録することで1年を通して受講できる他、1回ずつの受講も可能。
河野英樹社会教育課長兼中央公民館長が「新しいことを学び、新しいことにチャレンジするのは、充実した人生を送るポイントの1つと言われています。様々な分野の講師をお招きする予定なので、今後も参加してください」とあいさつ。
第1回講座は、宇佐市法音寺の加藤圓清副住職が「うたうお坊さんの心が軽くなる説法ライブ」と題して講話した。お釈迦様の教えをより多くの人に、分かりやすく伝えたいとギターの弾き語りを行っている。加藤副住職は「お釈迦様は、贅沢な暮らしをしても幸せになれなかった。出家をして厳しい修行をしても幸せになれなかった。その真ん中ぐらいに幸せがあると気づかれた」としてそのエピソードを歌詞にした「中道(ちゅうどう)」を披露。また、同じ海にいても人間は「海にいる」、魚は「おうちにいる」、魚を狙う鳥は「食堂にいる」、全体を見ているお釈迦様は「宝石をみている」というそれぞの立場によって見方が変わる「一水四見(いっすいしけん)」の歌などを歌い、「育った環境が違うのだから、違って当たり前」などと話した。
第2回は、7月18日午前10時から、大杉天伸睡眠健康指導士が「睡眠と健康について」と題して講演を行う。