別府市はこのほど、令和6年度ゴールデンウイーク(4月27日~5月6日)の入込調査の速報値を発表した。
今年は、新型コロナが5類に移行して初めての大型連休となった。天候は10日間の中で6日間が雨混じりだったため、観光施設の入場者数には影響があったが、宿泊施設数は国内客だけではなく、円高などの影響から外国人観光客の増加がみられた。
観光施設(12施設)の入場客数は、25万9460人で、前年同期比3・9%増だったが、コロナ禍前の令和元年同期比(当時は11施設)41・5%減となり、コロナ禍前の水準には至らなかった。
交通機関は、高速道路は乗降車数は15万3300台(前年同期比0・3%減)。船舶は降客数は1万739人(同9・7%増)、降車数3773台(同0・1%減)。高速道路の利用は微減したものの、船舶利用が増加し、市では、旅行などで人流が回復したと分析。
宿泊施設は、5万9711人(同3・4%増)。平日3日間を挟む並びの悪さや改修工事で客室を制限する施設もあったものの、旅行マインドの高まりと外国人観光客の増加が好影響をもたらしたとみられる。エリア別では、北浜・中央地区が2万7837人(同0・2%減)、堀田・観海寺地区1万8072人(同12・4%増)、鉄輪・明礬地区5900人(同9・9%増)、その他地区7902人(同5・6%減)だった。