亀川の自然環境を守る会(髙橋伸子会長)は「冷川のホタル観賞会」を2日午後5時、亀川の冷川で開催し、近隣住民やAPUの学生が参加した。
「寺バンド儚日(はかない)」によるバンド演奏があり、別のブースで食品ロス削減活動をしている立命館アジア太平洋大学のフードパントリー彩鳥(小溝柊汰代表)が活動を行った。
同会員が作ったカレーライス、甘夏、サンドイッチ、お茶、ラムネが販売され、スーパーボールすくいやヨーヨーつりでは多くの子どもたちが楽しんでいた。
髙橋会長のあいさつ後、同会の都留敏彦さんがホタルのかぶりものをして子どもたちの注目を引きながら「ホタルについての事前学習」として話をした。冷川、ホタルの毎年の年間最多出現数、日本を代表するホタル、別府市にいるホタル、ホタルの一生などについて説明した。また、熊本に8つあるホタルの保護団体の中の1つの方平ホタルの会に所属している天明環境保全隊ホタル部会の益田銀河さん(建築塗装益田美装専務)が熊本県で育てたゲンジボタルの幼虫、冷川で前日に採取したゲンジボタルの卵と成虫を展示した。卵は熊本県で育てて今秋に冷川で放流するという。
ホタル観賞会として、学生や一般参加者は冷川沿いを歩いていき、点滅するホタル326匹を見て回った。いろんな場所でホタルの光の乱舞を見ることができ、多くの人がスマホなどで写真や動画を撮影していた。
見て回った人は「きれい」「神秘的」「こんなに光るんだ」などと感想を口にしていた。