別府市公設卸売市場で4日午後0時45分、令和2年花きの初セリが行われた。
長野恭紘別府市長が「新年あけましておめでとうございます。昨年は自然災害が多く、市場経営を圧迫したのではないかと思います。別府には、多くの観光客が訪れて、市民や観光客の心に潤いを与えてくれる花きの存在は欠かせません。現在、市場のあり方検討委員会を立ち上げて、皆さんの意見を聞きながら、一緒に盛り上げていきたいと希望を持っています。卸売市場法改正には、施設の自由化や多機能化も含まれており、ワンチームで一緒にスクラムを組んで荒波を乗り越えていきたい」とあいさつ。
萩野忠好市議会議長は「家の中に花があると、心が安らぎ、明るい気持ちになる」。佐藤隆博JAべっぷ日出代表理事組合長も「ますます盛会になってほしい」と述べた。
株式会社花市場の佐藤文明代表取締役社長は「夏場に価格の低迷があり、10月には消費税率がアップするなど、難しい1年だったと思う。今年こそ、上向いて過ごせるように願っています。生産者の皆さん、組合員に喜んでもらえるように精一杯頑張りたい」とあいさつをした。万歳三唱のあと、さっそくセリがスタート。
キク、バラ、ユリ、キンギョソウ、スイセン、カスミソウなどの花が並び、威勢の良い掛け声と共に、次々と競り落とされていった。
5日には鮮魚部門と青果部門の初セリも行われた。