TRANSITと竹瓦温泉で開催

佐藤さんのインタビュー映像を公開
勝さんの鉛筆画像が展示されている

 NPO法人BEPPU PROJECTは令和6年度別府市創造交流発信拠点「TRANSIT」企画公募採択企画vol・4と竹瓦温泉アート浴を、市内2カ所で開催している。
 ▽公募採択企画vol・4は「World Wo*Men―the exhibition」。末広町レンガホール1階のTRANSITで開催しており、会期は25日まで。時間は午前11時から午後5時、火・水曜日が休み。入場無料。企画者は、佐藤音音(おとね)さん。別府市出身、ドイツ育ちで現在はドイツのミュンヘン在住の演出家・パフォーマー・演劇教育家。今回は「家族とはなにか」などをテーマに、ドイツ、イラン、日本でインタビューした映像を展示している。インタビュー映像の上映会(入場無料)は、「イラン」が18日午後2時から、「ドイツ」が25日午後2時から、佐藤さんと杵築市在住のパフォーマー牧野史和さんによるパフォーマンス(投げ銭制)が24日午後3時、25日午後3時15分の2回行われる。定員20人で、事前申し込みが必要。メール(kontakt@otone
sato.de)かTRANSIT(電話070・4208・9361)に連絡する。
 問い合わせは、佐藤さんのインスタグラム(@otone.sato)のDMで。
 ▽アート浴は9月17日まで、時間は午前6時30分から午後10時30分で、砂湯は午前8時から。休館は第3水曜日で、祝日のときは翌日。料金は、普通浴は大人(中学生以上)300円、小人100円、小学生未満無料。砂湯1500円で、6歳以上入浴可能。作品展示者は、鉛筆画家の勝正光さん。竹瓦温泉を訪れたであろう著名人の肖像を中心に構成しており、鉛筆1本で描きだす世界を楽しめる。鉛筆で描かれた大正・昭和期の実業家で別府観光の祖、油屋熊八翁の等身大パネルが展示されている。今後、等身大パネルの追加もする。また、会期中の金・土・日・祝日は勝さんが会場で公開制作をする。竹瓦温泉の風景にモデルの人物の姿を書き入れた鉛筆画ポストカードを制作し、後日郵送。追加印刷は1枚ごとに300のオーダーなども受け付ける。
 管理者の森一也朝日綜合管理(株)代表取締役社長は「芸術にかかわる人間を増やし、竹瓦温泉の更なる魅力を多くの人に感じてもらい、アートの拠点としての竹瓦温泉も知ってほしい」と話した。