独立行政法人国立病院機構西別府病院(後藤一也院長)は、令和2年成人式を15日午後1時45分、病院内で行った。
今年成人を迎えたのは、入院患者の竹中昴さんと院内の日中一時支援所「ひだまり」に通う旭真由さんの2人。
後藤院長が「成人おめでとう。2人が生まれた1999年は、2000年問題で大忙しの年だったと思う。成人を迎えるに当たり、自立について少し考えることが必要だと思います。自立は独立ではなく、自分で意思表示ができることだと思う。支えてくれる人が沢山いることを認識して、自立とは何かを考える機会にしてほしい」とあいさつ。
来賓の寺岡悌二別府市教育長(市長代理)、清末直樹県立別府支援学校長、早野真弓一般社団法人日本筋ジストロフィー協会大分県支部長、宇都宮伯夫重症心身障害児(者)親の会わかば会会長がそれぞれ祝辞を述べた。
後藤院長から記念品、病棟関係者から花束、寺岡教育長からも記念品が贈られた。新成人を代表して、旭さんが職員に手伝ってもらって作った「感謝」と書かれた巻物を披露した。
最後に全員でお祝いの歌として「365日の紙飛行機」を歌って、2人の新しい門出を祝った。