宇佐国東半島と別府、阿蘇、高千穂

5市町の首長らが参加したパネルディスカッション

 宇佐国東半島観光・地域広域連携プロジェクト推進協議会(会長、是永修治宇佐市長)は30日午後2時、別府市公会堂で「宇佐国東半島および阿蘇・高千穂・別府の魅力公開フォーラム」を開催した。
 開会式で、国東半島観光振興アドバイザーの飯沼賢司別府大学名誉教授があいさつ。是永会長が「昨年1月に大分市で初めて開催し、今回は2回目。基調講演では、この機会に、富裕層向けの観光の最新情報について理解を深めたい。実りあるフォーラムにしてもらいたい」とあいさつした。
 組成団体を代表して、吉野一彦大分県信用組合理事長が「皆さんと力を合わせて、九州広域観光を実現したい。金融を通じて、全力で応援したい」と述べた。
 基調講演では、中華圏の富裕層向けのツアーを行っている袁静株式会社行楽ジャパン代表取締役が「観光における高付加価値化」と題して、今、富裕層に求められている観光について話した。
 引き続き、「地域における『観光戦略』」をテーマに、パネルディスカッションを行った。是永宇佐市長、松井督治国東市長、佐藤義興阿蘇市長、甲斐宗之高千穂町長、長野恭紘別府市長、吉野理事長がパネリストとなり、それぞれの観光戦略について話した。長野別府市長は、温泉が健康に良いエビデンスを取り、カスタマイズされた旅行を提供できるような散り組みを進めていることを説明した。