APU学生がフィールドワーク

別府市職員として初めて非常勤講師に
委嘱された後藤補佐(右から2人目)の
授業でフィールドワークを行った

 立命館アジア太平洋大学(APU)のサスティナビリティ観光学部の専門実習「別府まちづくり」の現地視察(フィールドワーク)が4月29日午後2時、上人ケ浜公園のSHONIN PARKなどで行われた。1年生から4年生まで17人が参加した。
 専門実習では、別府市職員の後藤寛和自治連携課課長補佐兼地域連携係長を非常勤講師として委嘱して、別府市の様々な取り組みを学び、実際に地域に出て学び、大学と別府市が共に人材育成を図るのが目的。市職員が大学の非常勤講師となるのは、別府市では初めて。
 ▽公共空間と都市のビジョン▽伝統資源と住民生活の共生▽観光戦略と経済のダイナミズム▽社会戦略と未来へのアウトプット、の4つのテーマに分けて4月から7月にかけて全14回の授業が行われる。テーマごとに座学を行い、最後はフィールドワークで学びを深める。
 第3回の授業で、公園緑地課の小野能久課長補佐がゲスト講師として登壇し、公園を民間活力をつかって整備・運営するパークPFIについて講義。29日は、現地で実際の様子を学んだ。
 別府市では、別府公園の駐車場にコーヒーチェーン店、上人ケ浜公園にホテルやレストランといった複合施設、春木川公園にスーパーの上にスポーツ施設を設置するなどしている。また、上人ケ浜公園内には、アーバンスポーツ(バスケット、スケートボード)エリアも設置されている。幅広い年代の人が利用する公園をより快適に過ごせる場所にするためにパークPFIを進めてきた。
 SHONIN PARKでは、藤田佳治株式会社TKPホテル&リゾート事業事業部アシスタントゼネラルマネージャーがホテルの部屋や砂湯、レストラン、お店エリアなどを案内。学生からは「地震で津波が来た時の対応は」「どういう人が泊りにくるのか」などの質問があり、藤田アシスタントマネージャーや小野補佐が「近くの高いマンションと提携して、一次避難を行う」「年齢層は幅広く、1人からファミリーまで様々。日本人の宿泊客が多く、外国人は3割弱」と答えた。学生から「これまでの自分が知っている公園とは違う」「とてもキレイ」「学生が貢献できる可能性を感じた」などの感想があった。
 別府国際観光港でクルーズ客船の仕組みなどを学び、春木川公園でサッカー場などを見学した。後藤補佐は「観光地にある大学で、学部の名前もサスティナビリティ観光学部。生きた教材がたくさんある地域にいる。学んだことを実際の現場を見て、聞いて、考えることで、将来的に自分たちの思い描くビジョン×(かける)別府を考えてもらうきっかけになればうれしい」と話した。
 最終回となる第14回は7月に行われ、プレゼンテーションを予定している。