第27回サッカーJFLが開幕

先制点を決めて仲間と喜ぶ金崎選手(右)

 第27回日本フットボールリーグ(JFL)の2025年シーズンが開幕し、8、9日に各会場で試合が行われた。ヴェルスパ大分は、9日午後4時、大分市のクラサス(旧レゾナック)サッカー場Aコートで、ミネベアミツミFCを迎えて試合を行い、2ー1で3年ぶりに初戦を勝利で飾った。1515人がスタジアムを訪れ、声援を送った。
 前半12分、瓜生昂勢選手の縦パスを今村優介選手が頭で落とし、金崎夢生選手が左足で決めて先制点を奪った。その後、お互いに相手ゴールを攻めるも得点がなく、前半を1ー0で折り返した。後半に入り、61分に再び瓜生選手からの縦パスを福満隆貴選手が横パスを出し、鈴木啓太郎選手が右足であわせて2点目を奪った。
 一方、ミネベアは、後半に入るとV大分のゴールを猛攻。シュートを放つも、姫野昂志選手の好セーブや守備陣の固い守りに阻まれ、なかなか得点に結びつかなった。79分、相手のクリアボールを右サイドからのクロスに大塚尋斗選手が頭で合わせて1点を入れたが、そのまま試合は終了。初陣を勝利で飾った中村元監督は「難しい展開の中で、みんなで勝利できたことは、素直にうれしい。連勝してホームに戻ってくるので、応援をお願いします」と話した。
 得点を入れた、金崎選手は「勝つことはできましたが、内容はまだまだ。もっと選手のレベルを上げないと、優勝はできない」と気を引き締めた。鈴木選手は「何が何でも勝つという気持ちで戦った」と振り返った。
 次節は15日、Honda都田サッカー場でHondaFCと対戦。次のホーム戦は、23日にクラサスサッカー場AコートでFCマルヤス岡崎を迎えて行われる。