ひらた保育園で「お茶の発表会」

園児が保護者に対してお茶を点てた

 学校法人別府溝部学園ひらた保育園(吉岩健園長)の「園児のお茶の発表会」を7日午前10時、同保育園で開催され、12組の親子が参加した。園児は、お茶と生け花を隔月で実施している。同会は、今回で10年目の節目を迎えるため、一区切りをつける。
 同保育園では、いまの社会文化の中でゲームなどの刺激が多く、落ち着いて学ぶ体験する刺激も必要と考えて、保育の中に「生け花」「お茶」の体験を取り入れている。
 今回はボランティアの大野ヨシ子さん、道寄好子さんの2人が園児を指導。
 吉岩園長が「本日が最後のお茶の体験となりますので、ぜひ楽しんで帰られてください」。
 道寄さんは「年長さんたちが今年度一年間、みんなでお花とお茶と美術鑑賞をしました。その中でも今回は、花とお茶の体験をお父さんやお母さんたちと一緒に、させていただきます。楽しんでしましょう」とそれぞれあいさつした。
 初めに園児の前に保護者が正座し、園児自身が昨年4月に作った花器に花を生けた。続いて、園児がお茶の作法を披露して、保護者にお茶を点てた。保護者はそれを飲んだ後、園児のためにお茶を点てた。
 男児は「上手に生け花ができた。お茶も頑張って点てた」と笑顔を見せて、母親は「上手に花を生けてくれて、点ててくれたお茶は美味しかった」とそれぞれ話していた。