
横田將生理事長
指定障害福祉サービス事業所「アルバハウスたけのこ」は開設30周年記念式典を14日午前10時、別府市社会福祉会館で開催した。
横田將生理事長が「私たちの目標は、働きながら社会参加をし、お互いに分かり合える環境を作っていくことです。この目標に向かって、施設開設時から現在に至るまで、作業量の確保、販路の拡大をしてきました。地域住民の方々とのコミュニケーションを持つため、地域に根差した信頼される施設をめざしています。今年4月には、親亡き後の問題に対処して、グループホームを開設。現在は7人が入居し、快適な環境を楽しんでいます。この30年の歩みの中で、特筆すべきことの一つとして昨年6月に開催した『たけのこフェスタ』があります。施設の仕事仲間の演技は、多くの感動を呼び、その成功はアルバハウスの未来を照らしてくれました」とあいさつ。
続いて、来賓の長野恭紘別府市長が「多くの皆さん方の温かい支えによって、本日を迎えられたことと思います。別府市において、親亡き後問題に対して、市としてどういう方針で向かうのか、皆さんと協力してこの問題に立ち向かっていくのかは、別府市だけの問題ではない。全国に誇れるモデルが、別府市にでき、希望の居場所ができたと思っています」。
小野正明別府市議会議長は「別府市において就労継続支援B型事業所の利用者が大幅に増加している中、横田理事長をはじめ職員の皆さんの障がい福祉に対する熱意に、一般就労は困難な方々に対して、社会の担い手としての力を発揮することができる場として、アルバハウスたけのこの果たす役割は、大変大きい」とそれぞれ祝辞を述べた。
来賓の吉良和秀大分県立別府支援学校校長代理、釜堀秀樹社会福祉法人別府市社会福祉協議会常務理事が紹介された。
続いて、同事業所利用者からボランティア、嘱託藺、地域協力、寧年契約事業所(所用での欠席含む)に感謝状を手渡した。
同事業所の30年のあゆみを動画で紹介し、祝電が披露。アトラクションでは、利用者で結成している「たけのこスターズ」がパフォーマンスをし会場を盛り上げ、利用者互助会の代表があいさつ。
閉式の言葉を利用者の女性が述べ、幕を閉じた。