
県内8市町村で構成する、一般社団法人豊の国千年ロマン観光圏(会長・日置伸夫別府市観光・産業部長、24団体)の令和7年度定時総会が26日午後2時半、別府市男女共同参画センターで開催された。
日置会長が「国はインバウンドの地方受入を促進しており、外国人観光客が増えています。千年ロマンでは2泊3日以上を目指して取り組みを進めており、特に欧米豪をターゲットとして実績もかなり上向いていると思います。宇佐神宮御鎮座1300年や全国棚田サミットなど誘客コンテンツは多い。今後もコンテンツ造成に取り組んでいきたい」とあいさつ。来賓の進藤昭洋九州運輸局観光部長と渡辺修武大分県観光局長が祝辞を述べた。
議事に入り、令和6年度事業・決算・監査報告、令和7年度事業計画案・予算案について審議、承認した。観光圏事業として滞在プログラムでは新規に23本を造成。大分県や九州観光機構と連携した事業などに取り組んだ。旅行業では、外国人観光客のうち約64%が欧米豪からの利用者。旅行業での売上は1749万6千円となっており、うち約58%が外国人観光客。食・農業体験約57%、文化体験約25%、アクティビティ約18%となっている。
7年度は、新たにフランス市場へのプロモーションを行う他、観光圏事業、市町村連携事業、収益事業を展開する。また、役員改選も行われ日置会長、西田陽一副会長(ホテル白菊社長、大分県旅館ホテル生活衛生同業組合理事長)を再任した。