
小俣会長
大分みらい信用金庫の顧客でつくる「みらいしんきん同友会」の山の手、南、本店の3支部合同講演会がこのほど、市公会堂で開催され、約250人が参加した。
小俣勝廣株式会社小俣電設工業会長(78)が「別府八湯を語る温泉と水の深秘~大地の恵みは神の御業 自然界への感謝が明日につながる」と題して講演した。小俣さんは、1977年に小俣電設工業を創業し、主に別府市内で上下水道、温泉、電気の事業を行っている。2012年には、東日本大震災を機に、地熱バイナリー発電の取り組みを始め、市内2カ所でバイナリー発電所を運営した。
はじめに、大野能且山の手支部常任幹事が「小俣会長は、仕事を通じて、別府の温泉のスペシャリストとなった。講演を通じて、1つでも気づきや新しい発見があればうれしいと感じています」とあいさつ。
小俣会長は「温かい電気をつくろうと、小型バイナリー発電を運用しましたが、継続運転の難しさを肌で感じた。夜中でも雨でも電源が落ちると立ち上げに行かないといけない。10年頑張りましたが、15年の運転をまっとうできず。断腸の思いでした」と振り返った。また、源泉管理の難しさなどにも触れて「神様からもらった宝を次世代に引き継ぐためには、今を大事にすることが大切。温泉の枯渇には、自然的要因と人為的要因がある。自然的なものはどうしようもないが、人為的要因はリスクを減らすことが出来る」とした。温泉の価値を再認識し、資源保護や適切な管理で持続可能な温泉文化を築き、文化を継承することの重要性についても話した。
