安部美智子さん100歳のお祝い

100歳のお祝いをもらった
安部美智子さん(前列中央)

 去る2月21日に100歳の誕生日を迎えた小倉町のケアハウス恵幸園に入居している安部美智子さんを10日午後1時30分、長野恭紘別府市長がお祝いに訪れた。安部さんの長女の矢野由布子さん(68)ら家族6人が同席した。
 お祝いの会で、安部さんが歩いて登場すると施設職員や入居者らが拍手で出迎えた。
 小山智司施設長が「安部さんが二十歳前後のとき、戦争があり、食べる物や着る物がない時代。それから80年経っても元気でいます。100歳を超えられても杖を使わず歩けること、よく食べることは凄いこと。恵幸園に住まわれて約10年が経ちます。恵幸園に来て良かったと思っていただけたなら、職員は何よりも嬉しいです。これからもいつもニコニコしている安部美智子さんでいてくださいね」とあいさつ。
 長野市長が「私は美智子さんのちょうど半分の50歳です。あと50年、頑張りたいと思います。ご家族も来て、友人も集まってくれて嬉しいと思います。これからもお元気でいてください」と祝辞を述べた。
 続いて、安部さんに小山施設長が花束、長野市長が表彰状とお祝い金を手渡した。安部さんが「こんなに大勢の人にお祝いしていただいて、申し訳ございません。今までお世話になりました。これからもお世話になりますが、よろしくお願いします」と感謝を述べた。その後、参加者が「ハッピーバースデー」を歌う中、誕生日ケーキが登場。安部さんがロウソクの火を吹き消すと、会場には大きな拍手が鳴り響いた。
 最後に記念撮影をして、会は終了した。
 安部さんは別府市中須賀出身。女学校時代は、4里(約16㌔㍍)の道を毎日歩いて通学していたという。今でも足腰は丈夫で、杖を使わずに歩いている。明るくユーモアのある性格で、兄弟からもかわいがられて育った。安部さんは、夫となる豊さんが父親の家業を手伝っているときに出会い、結婚。その後、豊さんは自衛隊に入り、湯布院駐屯地へ。結婚後は苦労しながらも、家庭を支えてきた。熊本・大分地震が発生した2016年4月に、ケアハウス恵幸園に入居し、今に至る。長寿の秘訣は、何でも食べることとクヨクヨしないこと。子ども2人、孫4人、ひ孫4人。
 長女の矢野さんは「ここで長生きをしてほしい。母は忍耐強く、ユーモアがある人。人見知りで、しゃべるが苦手でしたが、ここに入居して変わってきたと思います。この施設の方が良い人ばかりなので、長く居てお世話になっています」と話した。
 別府市内の100歳以上の高齢者数は10日の時点、女性116人、男性9人の計125人。市内最高齢は女性の108歳。