AI内視鏡やロボット手術

「救急医療では地域に貢献できていると思います」と開口一番。大分県東部医療圏で唯一の救命救急センター(ER)を備え、救命救急医2人を配置、さらに他のドクターが応援する。「急性心筋梗塞、脳卒中、頭部外傷など二次救急で対応できない複数診療科領域の重篤な患者に対して高度な医療技術を提供する三次救急病院です」と話す。
自動車道の別府インタチェンジから10分の位置にあり、東部医療圏だけでなく、由布市、宇佐市、九重町、玖珠町からのアクセスは良く、可能な限り大分県の救急医療ニーズに応えてゆく。
また消化器のAI(人工知能)内視鏡検査を実施している。「検査時間が短くてすむし、AIをフルに活用している」という。
診断が難しい膵がんの早期発見のため超音波内視鏡を導入。2012(平成24)年には県下で初めて泌尿器科のロボット手術を導入し、前立腺がん、膀胱がん、腎臓がんの患者にも対応している。
鶴見町(現佐伯市)出身の66歳。県立佐伯鶴城高校から大分医科大学(現大分大学医学部)を1984(昭和59)年に卒業した第1期生。ずっと同大学病院で勤務を続け、92(平成4)年から1年間、米コネティカット州の名門、エール大学に留学した。
二十数年前に新別府病院泌尿器科に非常勤医師として外来と手術を担当したことがある。そして昨年4月に病院長に就任した。「新別府病院の明るく、活気ある雰囲気に魅力を感じていました。縁あって、また新別府で働けることを大変嬉しく思います」という。
新別府は増築と診療科の増設を進め、いまや23科、ドクター54人、スタッフ529人。理念は「サイエンス&ヒューマニティ」。科学する心と人間愛を意味し、常に科学的視点と医学的根拠に基づいた最新の医療を心がけ、患者に寄り添った安心・安全の病院を目指す。
趣味はコーヒーとカメラ。自宅に自家焙煎があり、エスプレッソコーヒーをいれることを楽しみにしている。ずっと白黒写真が好きで暗室まで作ったが、薬品を処理できなくなりカメラをやめた。新別府といえば黒岩英元院長がプロ級のカメラの腕前だが「それほど上手じゃありません」と笑った。
