建て替え工事が昨年5月から始まり今年2月末に完成した市消防署亀川出張所の運用開始式が3月27日午前9時半、同所であり、市消防本部管理職、市消防署亀川出張所勤務員など21人が出席した。
消防職員が整列する中、長野恭紘別府市長が「新しい亀川出張所は、皆さんが市民や観光客一人ひとりのために安全安心を守るという気概の上で、しっかり頑張っている気持ちが具体的な形になったものと思う。無事に運用できることを安堵している。築後約半世紀が経過し、老朽化で手狭なところでした。旧庁舎を視察して、なんとかしないといけないと感じた。地域のシンボル的な存在としても、皆さんには期待が強まると思うが、これからもしっかりとその使命を果たしてほしい」と訓示した。
式終了後、本田敏彦消防長、須﨑良一次長兼庶務課長が出張所の中を案内した。長野市長は1階の救急消毒室、2階の女子仮眠室、男性用仮眠室(個室10部屋)、トレーニングルームなどを見て回った。
亀川出張所は、2階建ての鉄筋コンクリート造り。延べ床面積563・27平方㍍。総工費は約2億円。
荒尾大介市消防署長は「新しい庁舎になり、長野市長から訓示をいただき、改めて今後の対応をしっかりとしないといけないと感じました。旧庁舎と大きく変わった点は、救急車は1台と変わらないが消防車が2台となった。亀川管内の火災は、2台で早期に対応できるようになった。消毒室も完備しており、感染防止対策をしっかりとしていきたいと思う。女性の仮眠室がなかったため、女性職員の勤務が出来なかった。今後は、女性も従事するようになると思います」と述べた。