杵築市は、「山香温泉 風の郷」の施設を無償で貸し出し、利活用をしてくれる事業者を募集している。
「風の郷」は、豊かな自然環境を活かした観光交流施設で、現在は指定管理者で運営している。この施設を、民間活力を活用して効率的に運営することで地域経済の活性化を図りたい考え。事業提案を募り、プロポーザル方式で活用事業予定者を選ぶ。
施設は、レストラン、カフェ、大浴場、温泉ラウンジ、小研修室、物産品直売所、地域交流館、宿泊棟（９棟）、管理棟などで構成されている。電話番号はそのまま引き継ぐことが出来る。立地は、ＪＲ中山香駅から約２㌔、大分空港から車で約４０分。
貸付期間は令和３年４月１日から令和８年３月３１日までの５年間だが、延長することも可能。施設は現況のまま貸し出し、温泉権も期間中は無償で貸す。施設名は変更可能だが、地元に配慮するように示している。貸与期間中は公共施設であることを前提に、特定の団体などを支援するためには利用できない。事業に係る経費は事業者の負担となるが、利益も事業者が得る。また、温泉入浴・宿泊事業を継続することなど、諸条件がある。
応募資格は、過去、同様案件の事業、施設運営を行ったことがある法人または行ったことがある人が設立した法人で、市税等の滞納がなく、杵築市暴力団排除条例に定める規定を順守することなど。
参加表明書の提出を２７日までに行い、７月１５～２２日までの間に企画提案書を提出。８月５日にプレゼンテーション及び選定を行う予定。
問い合わせは杵築市商工観光課（電話０９７８・６２・１８０８）へ。