14日午前7時ごろ、浜脇1丁目の県道で、普通自動車が横断歩道上を横断していたシニアカーと衝突する事故が起きた。シニアカーに乗っていた末広町在住で無職の松野春夫さん(84)は、意識不明の重体、救急車で市内の病院に搬送されたが、午前8時10分、死亡が確認された。死因は、外傷性ショック死。
普通車を運転していた由布市狭間町七蔵司の小売業、中井俊太郎容疑者(81)を同日午前7時36分、自動車運転過失致傷の疑いで現行犯逮捕した。別府警察署管内で今年に入って3人目の交通死亡事故となった。
別府警察署によると、中井容疑者は片側1車線の道路を浜脇2丁目方面から国道10号方面に走行中、信号機のない横断歩道が設置されているT字交差点に進入した。その際、横断歩道を南から北に渡っていた松野さんが乗っていたシニアカーと衝突した。
中井容疑者や通行人が、110番通報した。
別府署は、事故原因を捜査している。また、14日から18日までの5日間、別府警察署長名で交通非常事態宣言を発令。交通指導取締りを強化する。
別府署管内では、1月7日に大学生2人が死亡する交通事故が起きてから、5月13日まで127日間、交通死亡事故ゼロが続いていた。