杵築市議会は令和2年第2回臨時会を22日に開会し、新型コロナウイルス感染症対策の補正予算を含む予算議案3件と条例の一部改正2件について審議。原案どおり可決した。
上程された補正予算は、一般会計1億6172万1千円(補正後予算額202億184万5千円)、特別会計571万2千円(同92億7671万6千円)。感染対策として2222万1千円で、避難所・公共施設等の衛生管理を保つため、サージカルマスクや消毒液、非接触型体温計、間仕切りなどの感染対策物品を購入する他、移動自粛が求められている中で、少しでも楽しみを提供しようとケーブルテレビでの「ステイホーム支援放映」として、衆楽館の演劇を毎日放送するなどする。
企業・雇用として2800万円。持続化給付金等の相談窓口を設置するとともに、中小企業者事業継続特別給付金として、新型コロナの影響を受け売上高が20%以上減少し、かつ融資を受けて事業継続に取り組む事業者に10万円を支給。
飲食・観光として9600万円。感染の収束後に備え、新グルメ開発支援とまち歩きクーポン事業を展開する。また、個人消費や地域活性化を回復を図るため、総額4億7千万円のプレミアム付商品券を販売。プレミアム率は、飲食は30%、その他10%上乗せする。旅行会社のバスツアーに補助金を出すことで観光客の増加を図る。
農林水産についても、消費が落ち込んでいる地元農産物の牛肉720㌔㌘、花き4万600本、ハモ660㌔㌘を買い上げ、学校給食や病院食、子ども園、飲食邸等の食材に活用。子育て支援として、親元を離れて生活し帰郷が出来ない学生に地元の農産物を購入して「きつきふるさと特別便」として送付する。