杵築市狩宿に本社のある株式会社ヤマト(神鳥克比虎社長)はは14日午後2時、杵築市役所を訪れて自社製造している微酸性次亜塩素酸水「カッセル・ウォーター」1㍑入り100本を寄贈した。
「カッセル」は、大分弁で「手伝う」という意味で、除菌、消臭など清潔生活のお手伝いをすることから名付けた。6年ほど前から、新型インフルエンザやノロウイルスの対策用として自社製造をしてきた。今年に入って、新型コロナウイルス感染症対策として注目されるようになり、2月下旬からインターネットで注文が殺到。最近、落ち着いてきたことから、地元のためにと寄付を決めた。同社は縫製業を営んでおり、狩宿と大田の旧田原小学校に工場を所有。消毒液は狩宿工場で作っている。
神鳥社長は「当社製の旗の方はイベントの中止などで受注は減っていますが、消毒液の方が売れていて、地元のために何か出来ればと少しですが、寄付したいと思いました。次亜塩素酸水は肌にも優しいので、活用してほしい」と話した。
永松悟・杵築市長は「新型コロナは防除が難しく、緊急事態宣言が解除されたがウイルスがなくなったわけではない。かからないようにするため、公共施設などで活用させていただきます。ありがとうございました」とお礼を述べた。