観海寺の「別府温泉 杉乃井ホテル」が12日、4月21日から臨時休館していたが53日ぶりに営業を再開し、約400人の宿泊客を迎えた。
マスクを着用したスタッフがおり、フロントにアクリル板を設置するなど新型コロナウイルス感染拡大防止対策を徹底したうえで、チェックインが始まり、多くの宿泊客がロビーを訪れた。
佐々木耕一総支配人は「約2カ月休みだった。今までになかった新しい生活様式に沿った営業をしないといけない。低稼働に加えて、感染対策のコストもかかるが、お客さまの安全、安心を第一に営業していく。アクアビートのオープンに合わせて営業再開ができ、ロビーにお客さまの姿があり、声が響いているのは、とても嬉しく思う」。
フロント係の安達沙緒里さん(25)は「お客さまと話が出来て、そしてフロントの仕事が出来て嬉しい。親と一緒にいる元気な子どもの姿を見ることが出来たのは良かった」。
会社の同僚3人と一緒に来た谷山みさおさん(46)は「3月に来て、4月の宿泊の予約をしたが、新型コロナウイルスの影響で来れなくなった。やっと来れたという感じ。温泉、食事、ボーリングを楽しみたい」とそれぞれ話した。
当面の間、Hana館を中心に客室692室の300室以上を稼働させ、最大50%に絞る方針。大展望露天風呂「棚湯」、ザ アクアガーデン、屋内レジャープール「アクアビート」は人数制限をする。また、バイキングレストラン「シーダパレス」では、小皿1つずつに取り分けられたものを、1人ずつ取ってもらう方式を導入。席も間隔を空けて、人数制限をする。をする。