溝部学園高校PTAが空気清浄機を寄贈

矢須田会長から生徒代表へ空気清浄機が手渡された

 別府溝部学園高校PTA(矢須田士会長)は、新型コロナ禍で勉強を続ける生徒に快適な学習環境を提供しようと22日午後3時、空気清浄機25台を寄贈した。
 生徒は、通常の学校生活を始めてはいるが、新型コロナの影響で休校した分、夏休みを削って勉強時間を確保することになる。猛暑の中での勉強にはエアコンは欠かせないが、新型コロナ対策として換気も必要となる。現在は、1時間授業の中で50分間は閉め切りにして、10分間の換気を行っている。しかし、50分間は空気がいれかわらないことから、空気清浄機を贈ることにした。
 現在、20クラス697人の生徒が在籍。各クラスに1台、大きな教室には2台、他にも校長室や保健室、職員室等にも設置する。
 体育館で行われた贈呈式には生徒や関係者約40人が出席。矢須田会長が「皆さんも休校で苦労をしたと思う。幸い、大分県内では2カ月近く発症はありませんが、全国的に第2波、3波が来ると言われている。そんな中、じめじめした梅雨から猛暑が来る。空気清浄機をつけて快適に学習をしてもらいたい。大切に使って下さい」とあいさつ。
 佐藤清信校長は「数年前から、各教室に空気清浄機があると良いなと思っていたところ、今回の寄贈の話をいただいた。みんなのために置いてくれます。ありがとうの気持ちを持って使って下さい」と述べた。
 生徒を代表して、城百花生徒会長(18)=3年生=と3年6組の学級委員長の嘉手川咲さん(18)に空気清浄機が手渡された。城生徒会長は「より快適に勉強することが出来ます。受験生の私にとっては、インフルエンザ対策にもなり、心強く思っています。ありがとうございました」とお礼を述べた。

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