大分県建設業協会別府支部(和田修支部長)は6日午前10時、令和2年度「全国安全週間」安全パトロールを実施した。同支部、大分労働基準監督署、建設業労働災害防止協会県支部、大分県別府土木事務所、別府市建設部から13人が参加した。
別府建設会館で行われた出発式で、藤澤正治・県建設業協会別府支部安全委員会委員長、若林慎二・大分労働基準監督署安全衛生課長、石川雅久・建設業労働災害防止協会県支部専務理事がそれぞれあいさつした。
安全パトロールの現場などの説明後、建築現場に移動した。
はじめに、南町で行っている「旧南小学校跡地活用事業公共施設整備業務」の現場では、雨の降る中、プレハブの前に集合した参加者に工事責任者が現状を説明。3階まで管理体制、墜落災害防止、建設機械の適切な使用、型枠・足場の倒壊・崩壊防止など安全に工事が進められているかを確認した。その後、プレハブでパトロール結果を報告した。
石垣東のサンレスコ別府石垣東マンション新築工事でも、巡視を行った。
安全パトロール終了後の午後1時、若林大分労働基準監督署安全衛生課長と石川建設業労働災害防止協会県支部専務理事が講評した。
今回は雨天のため、土木現場の南立石で行っている砂防堰堤工事2カ所は工事を休止しているため、安全パトロールは中止した。
建設業における安全意識の向上と労働災害の減少を図るため、全国安全週間(1~7日)が「エイジフレンドリー職場へ!みんなで改善 リスクの低減」をスローガンに実施されている。三大災害(墜落・転落、建設機械・クレーンなど事故、倒壊・崩壊)の防止や熱中症の予防、さらに新型コロナウイルスへの感染防止対策などを確認した。