別府市内の公立小、中学校で1学期の終業式が、7日に行われた。新型コロナウイルスの影響で、8日から17日までの10日間の例年と比べ短い夏休みを迎える。
市立石垣小学校(塩地美千代校長、462人)では、新型コロナウイルス感染拡大を警戒して各学年の児童がクラスごとに分かれて各教室でマスク着用し待機した。
午前8時50分、放送室からの放送で塩地校長が「今日はいよいよ1学期の終わりです。今日まで皆さんが手洗いやマスクを着けることに、よく頑張ってくれました。やりたい行事はあまり出来ませんでしたが、みんなが元気に運動場で遊んだり、勉強する姿を見て、本当に学校が元気になりました」
「『学びあう子、支えあう子、たくましい子』の目標に向かって頑張りましょう、と始業式で話しました。それぞれの学年で頑張ってほしいことも話しました。いま、自分の心の中で『出来た』という人は、よく頑張りました。明日から10日間の夏休みに入ります。安全や健康に気をつけて過ごして下さい」とあいさつした。
1学期を振り返って松村芽依さん(7)=2年=が「1学期に頑張ったことは、相手の気持ちを考えて行動することです。喧嘩を解決したり、こけた人を保健室に連れていったりしました。また、帰りの会で友だちの良いところが分かったので、とても良いと思いました」。
阿部佳希さん(8)=2年=は「夏休みの間に頑張りたいことは、字をきれいに書くことです。1学期に習った文字で部首の『しんにょう』がバランスよく書くことが大変でした。夏休みの宿題をするときに、姿勢を低くし画数の多い字をきれいにバランスよく書きたい」。
山田蒼稀さん(10)=4年=は「僕は立候補して学級委員になりました。その理由は、学校のお手本になりたかったからです。みんなの前で発表したり、廊下を静かに歩くなどをしました。しかし、4年生としては先生から注意されたこともあったので、2学期は下級生のお手本となるように、みんなにも声をかけていきたい」とそれぞれ述べた。
校歌を1番のみ放送し、教室では児童らは口ずさんだ。
生活指導の先生から夏休み中の生活として▽事故や事件に遭わない▽早寝早起きなど規則正しい生活を―などの注意事項が挙げられた。
夏休み中の目標として、江藤叶希子さん(11)=6年=は「お母さんとオムライスなどの料理を作りたい。算数の図形が苦手なので、克服できるように頑張る」。
阿野大秀さん(11)=6年=が「少し成績が下がり気味の社会と理科を頑張る。夏休みは、プールか川などで水遊びをしたい」とそれぞれ述べた。