別府警察署生活安全課はこのほど、今年上半期(1月から6月)の刑法犯件数をまとめた。
刑法犯認知件数は201件で、対前年同期比3件増となっている。最も多いのが、万引きで41件(対前年同期比12件増)。
盗犯では自転車盗19件(1件増)だったが、オートバイ盗はゼロ(3件減)だった。空き巣などの侵入盗は7件(6件減)。
振り込め詐欺(特殊詐欺)は4件発生しており、被害額は約350万円。
戸次清治生活安全課長は「刑法犯認知件数は7月以降、昨年比では減少傾向にあります。しかし、この件数は高数値であり、中でも万引きの被害が特に多く発生しています。万引きは犯罪です。市民一人ひとりが防犯意識を高め、犯罪の起きにくい大分県一安全で安心な地域づくりを目指しましょう。また、自転車盗や車上狙いも減少傾向にありますが、自転車にも車にも鍵をしっかりとかけて、車内には貴重品を置かないようにしましょう」。
振り込め詐欺については「当署管内の被害状況は、6月末の時点では4件。昨年同時期と比べると、件数は1件減少、被害額は約2千万円減少しています。しかし、昨年は6月以降の半年間で10件の被害が発生。今年も7月に入り3件の被害が発生しています。犯人は手を変え品を変え、時には不安をあおり、時にはもうけ話で誘い、言葉巧みにだましにかかってきます。目的は『お金』です。メールや電話で『お金』絡みの話が出たら、詐欺です。絶対に相手にせず、すぐに電話を切って、警察や家族に相談して下さい」と呼びかけている。