別府警察署交通課は、今年上半期(1月から6月)の交通事故状況をまとめた。
人身事故は118件(対前年同期比86件減)、死者4人(3人増)、負傷者144人(115人減)、物損事故1458件(438件減)となっている。
路線別では、国道33件、県道23件、市道55件、その他7件。
時間別では、午後4時から午後7時と、職場に戻る時間帯から帰宅する時間帯に事故が多いことが分かる。
事故種別では、人対車が18件で、うち横断中13件、その他5件。車対車は97件で、うち追突42件、出会い頭23件、正面衝突5件、追い越しなど1件、左折時3件、右折時13件。単独事故3件。
人身事故の事故原因は、安全不確認55件、前方不注視39件、速度超過5件、その他(ブレーキ操作不適など)19件。
交通死亡事故は、1月7日未明に上人南で発生。普通自動車が横転し道路脇の自動販売機に衝突し、運転していた大学生と同乗していた大学生の計2人が死亡した。5月14日朝、浜脇1丁目の県道で普通自動車が横断歩道を横断中のシニアカーと衝突。シニアカーに乗っていた高齢男性が死亡した。6月14日朝、枝郷の市道で軽四自動車が電柱に衝突。運転していた高齢男性が死亡した。
三代岳樹交通課長は「交通事故の総量は大きく減少していますが、いまだに多数の重大事故や歩行者事故が発生しています。例年、下半期は歩行者が被害に遭う重大事故が増加します。ドライバーは『横断歩道における歩行者優先』などの交通ルールを守り、交通弱者に優しい運転を心がけて下さい。歩行者は『横断歩道を渡る際は必ず左右の安全確認をする』『夜間外出する時は必ず反射材を着用する』などして交通事故に遭わないように心がけましょう」と話した。