元防衛大臣の岩屋毅衆議院議員(自民党)は新時代政経フォーラムを19日午後1時30分、ビーコンプラザ・フィルハーモニアホールで開催し、約300人が参加した。
幸重綱二・岩屋毅連合後援会会長が「新型コロナウイルス感染症の収束が待ち望まれていますが、思いがけず7年8カ月に及ぶ安倍政権が体調不良で辞任し、菅新内閣が発足しました。新内閣の誕生に伴い、衆議院議員の解散総選挙の声が出ています。連合後援会としては、臨戦態勢を整えて、皆さんの力をお借りして、全力を尽くして戦う覚悟です」とあいさつした。
はじめに岩屋衆議院議員が「コロナ対策担当大臣を迎えて感染が出ては大変なので、さまざまな感染対策予防に協力していただいたことに感謝します。来れないときはリモートでの参加をお願いしていましたが、空港で一緒になったのでほっとしました。西村大臣は行動が早く、地元の要望をお願いしてもすぐに返事をしてくれます。将来、総理、総裁になってくれる人だと確信しています」と語った。
菅新政権について「簡潔に言うと、日本を動かす。止まっている日本を動かす。コロナの感染対策をやりながら、経済を動かしていくことにつきる。西村大臣はそれを担当している。アベノミクスは一定の成果を挙げたが、一番不十分なのが成長戦略だと思っている。コロナ禍を通じても、いかに日本のデジタル化が遅れており、行政のコストを無駄にしているか、スピードを遅らせているか、経済活動の効率化を妨げているか、このことが明らかになった」と述べた。
続いて、西村康稔コロナ対策担当兼経済再生担当大臣が「新型コロナウイルス対策と経済活動の両立」をテーマに講演した。
「持続化給付金や定額給付金で凌いできていただいたと思います。特に、観光、飲食の皆さんは厳しい状況だと思います。ようやくGoToEatや東京が入るGoToトラベルで経済との両立が出来ると思います。上手く活用し、何とか厳しい状況を乗り切っていただければと思います。コロナ対策をしつつ経済との両立を図っていくこと、新しい日常を作っていくことが、ワクチンや治療薬が出来上がるまでは大切になってくる。みんなで新しい日常や様式を作ることが、経済との両立のカギになる」と語った。
講演終了後、岩屋衆議院議員と西村大臣が「日本という車を進めるために、コロナ対策と経済活動をどうすればいいのか」などについて対談した。
対談終了後、西村大臣は別室で経済団体と意見を交わした。