県信用組合が別府商議所に千冊寄贈

吉野理事長(右)から西会頭に目録が贈られた

 大分県信用組合は制作した「新型コロナウイルス感染症 対策マニュアル」千事業者分(千冊)を15日午後4時、別府商工会議所に寄贈した。
 対策マニュアルは、新型コロナウイルス感染症対応などに関する情報を盛り込んだ中小企業者へのBCP(事業承継計画)の支援に活用できる。
 吉野一彦大分県信用組合理事長は「新型コロナウイルスで観光別府が大変な打撃を受けているということを耳にしている。観光地である別府市の一つの事業所にコロナが入ると、観光別府がコロナに侵されたとなる可能性がある。県内外・国内外の観光客が訪れるため、その影響は計り知れない。考え抜いて作り上げた対策マニュアルなので、別府で活かしてほしい」とあいさつした。
 続いて、冊子の贈呈に移り、吉野理事長から西謙二別府商工会議所会頭に目録が贈られた。
 西会頭が「1年前はラグビーワールドカップで盛り上がっていたが、今は元気のない状況の中、元気の出るようなものをいただきありがとうございます。別府は観光振興の町なので、観光客に対して対策マニュアルを使いおもてなしをすることが大事。これを役立てて、別府市内の商工事業者に配付したいと思います」と謝辞を述べた。
 最後に記念撮影をして、閉会した。
 「新型コロナウイルス感染症対策マニュアル」には▽新型コロナウイルスとは▽行動基準▽発生時のフローチャート▽主な症状、経過、傾向▽感染したかもしれないと思ったら―など11項目について記載している。
 マニュアルを受領した別府商工会議所は今後、会議所ニュースなどで紹介し、先着順で配付するという。
 また、大分県信用組合と別府商工会議所は8月4日に「事業者の活性化に係る包括連携協定」を結んでいる。

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