特殊詐欺で80万円被害に遭う

 別府警察署は14日午後2時40分、特殊詐欺(還付金詐欺)被害の発生を発表した。管内での還付金詐欺は、今年初。
 同署によると、市内在住の無職女性(60歳代)宅の固定電話に11日午後、市役所年金課職員を名乗る男から「5年分の保険の払い戻しがあります。今日手続きすれば、あなたの口座に振り込みます。どこの銀行の口座を持っていますか」などとの電話がかかり、その後、女性の固定電話に銀行職員を名乗る男からの電話があり、ATMに行くよう指示された。市内のスーパーマーケットに設置されたATMに行き、携帯電話で連絡を取り、男の指示されるままATMを操作し、約80万円の送金をした。
 同日夜、女性の家族が別府署に通報し、特殊詐欺が発覚。所要の捜査で、14日に被害が判明した。
 同署は「お金が絡む電話は詐欺です。公的機関の職員が電話で還付金の案内をしたり、ATMで手続きをさせたりすることはありません。注意して下さい」と呼びかけている。
 同署管内の特殊詐欺被害は、架空料金請求7件、預貯金4件、還付金1件の計12件、被害金額は約1400万円となっている。

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