「ハンの大和」垣迫さんが寄贈

垣迫さんが須﨑良一消防長に印鑑などを寄贈した

 石垣西3丁目の「ハンの大和」代表の垣迫治志さん(74)が市消防署救急隊32人に対して記念品の寄贈を15日午前11時、市消防本部1階車庫内で行った。
 垣迫さんは昭和40年代後半に印章業を開業し、まもなく50周年を迎える。過去2回、救急車で搬送されており、そのお礼として、また新型コロナウイルス感染症拡大防止が続く中、日夜、市民のため救急業務に携わっている救急隊員に感謝の気持ちを込めて印鑑を作成した。
 寄贈式で、贈呈経緯の説明後、垣迫さんのこれまでのお礼の言葉として「昼夜を問わず人様の命に関わるお仕事に従事され、本当にありがとうございます。愛がなければこの仕事に縁がないことでしょう。私、垣迫も心筋梗塞や熱湯で大火傷をして二度、救急車にお世話になり一命を取り留めました。過去現在、これからもどれだけの人が命を救われ、助けられることでしょう。息子の崇興と印章を用意しました。ご愛用いただければ幸いです」と消防職員が代読した。
 続いて、垣迫さんが須﨑良一消防長に目録、記念品(印鑑32本、印鑑ケース32個)を手渡した。
 須﨑消防長が「ハンの大和代表の垣迫治志様におかれましては、日ごろより消防行政に対してご理解とご協力を賜り、感謝申し上げます。この度は、消防の救急隊員へ印鑑ならびに印鑑ケースを贈呈していただき、心よりお礼申し上げます。救急隊員全員に感謝の気持ちを込め、印鑑を作製し贈呈していただいたことに感謝します。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、本市の救急隊も予断を許さない状況です。救急隊員の使命の人命を救う責任と誇りを持って、地域住民が安全安心に暮らせるよう全力で力を注いでいきます」と謝辞を述べた。
 式終了後、久保田渉第2中隊第1小隊救急隊長が「今回、貴重な印鑑をいただきました。印鑑は、救急隊員は出動したら公文書を作成しているので、その際に使用させていただきます。印鑑を使用するたびに、印鑑の大切さと重要さを再認識しながら押印します。市民の不安を軽減するよう尽力していきます」と話した。

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