「栄光をめざして」校長に聞く
大分県立別府鶴見丘高等学校 校長 石井 利治さん
大分県高校総体が今月末から開催されます。大会に向けた抱負をお聞かせ下さい。
文武両道を体現すべく、短時間でも効果の上がる練習、自己分析のもとで短時間でも競技力が上がる練習を実践してきました。3年生にとっては、これが最後となる戦いです。昨年度は、上位大会が中止となり涙を飲んだ先輩の無念、自分たちの悔しさを今年こそは晴らすべく集中して練習を積んできました。大会前になって、新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、遠征や対外試合ができなくなり、十分な準備とは言えませんが、チームで練習ができなくても、ひとり一人が何をすべきか、どこを強化していくべきかを考えて、練習の質をあげて乗り越えてきました。今年の県総体は、「勝ち(克ち)」に拘っていこうと誓いました。一戦一戦、鶴高魂を胸に、気持ちを切らすことなく、100%の力を出し切って戦いぬく鶴高選手たちに、大声は出せませんが、心の中で熱い声援をお願いします。
世界を震撼させたコロナ禍での開催です。これまでの取り組みの中で特にご苦労された点をお聞かせ下さい。
感染者が増えるととともに、練習の短縮や練習内容の制限、対外試合の禁止や制限、など、普段通りの練習ができなかったこと、計画的な競技力の強化ができなかったことが一番苦労した点です。また、県内での大会が中止になったり、上位大会(九州大会や全国大会)が中止になったことで、競技を続けていくモチベーションが下がってしまっことも苦労した点です。今年は、選手たちの練習の成果を発揮する機会を確保していただくようお願いしていますが、感染との関係で不透明な部分があります。選手や家族に感染が広まらないように配慮することはもちろんですが、大会を開催するための知恵を出すことも必要であると思います。
貴校として、大会で上位を目標にしている、もしくは今後を見据えて強化、期待されている競技(種目)をお聞かせ下さい。
バドミントン(男女)・バレーボール(男子)・新体操・弓道・サッカーボール(男子)・バスケットボール(男子)・ラグビー