やまなみ保育園に全国72基目設置

勝岡直樹支社長(右)から日高園長に記念プレートが贈られた
4、5歳児の園児13人がダンスを披露した

 やまなみ保育園(日高清志園長)は全国で72基目の太陽光発電設備の寄贈を受けて「そらべあ発電所お祝いの会」を23日午前9時30分、同所で開催した。大分県内では初めて。
 日高園長、来賓のソニー生命保険株式会社の勝岡直樹大分支社長、中島良宏第2営業所課長が入場後、NPO法人そらべあ基金のマスコットキャラクター「そら」が登場すると、4、5歳児の園児13人は大興奮した。
 そらべあを紹介する紙芝居、地球温暖化についての話、温暖化などについてのクイズの後、そらべあ発電実験として園児が発電機のハンドルを回して電気を作り、扇風機を動かした。
 オンラインで東京などで関係者が見ており、NPO法人そらべあ基金理事兼事務局長の下川寿代さんが「地球温暖化の紙芝居を見たり、実験をしましたね。地球温暖化が進むと困ったことが起こることが、紙芝居でお話しましたね。みんなで頑張りましょう。やまなみ保育園は、キャンドルナイトや花いっぱい運動、廃油石鹸作りなど地球の環境に良いことを毎日の生活の中で、やっています。これからは屋根に取り付けた『そらべあ発電所』が電気を作ってくれます。出入口に作った電気の量が見れますので、観察して下さい」とあいさつ。
 続いて、勝岡直樹ソニー生命保険株式会社大分支社長から日高園長に記念プレートが贈られた。
 園児13人のお祝いのダンス後、山﨑愛真さん(5)が「紙芝居、ありがとうございました。無駄な電気などを消したりして、そらが涙を流さないように皆で頑張ります」と御礼の言葉を述べた。
 最後に、日高園長が「今回の発電所をもらって、これから電気の大切さを環境教育の中で学びましょう。電気がなぜ大切なのか、電気がどういう風に使われているのかなどを知ってもらうことが大切。ソニー生命保険株式会社の皆さんの活動が、地域の子どもたちに環境の大切さを教えていただいていると思います。今後、ますますこの活動を続けていただきたいと思いますので、よろしくお願いします」とあいさつし、会を終了した。
 その後、参加者は外に出て、記念撮影をした。
 NPO法人そらべあ基金は、そらべあ基金の活動に賛同する企業からの寄付をもとに、太陽光発電設備「そらべあ発電所」を全国の幼稚園や保育園に寄贈する取り組みをする「そらべあスマイルプロジェクト」を行っている。この活動により、2008年から21年3月末までに全国73カ所に寄贈している。また、ソニー生命保険株式会社の協賛による寄贈は、全国で12基あり、やまなみ保育園は11基目となる。