山の手ひとまもり・まちまもり協議会

防災危機管理課の指導の下で実際にコロナ禍での避難所運営を体験

 山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平石栄二会長)の生活安全部・防災士会(児玉明会長)による防災士研修会が27日午前10時、市立別府西中学校体育館で行われた。
 別府西中学校が新たに開校し、地域の避難所にもなっていることから、コロナ禍における災害時の避難所運営や管理のあり方についてスキルアップを行うのが目的。
 防災危機管理課が講師となって、コロナ禍における避難所運営について説明をした。避難所では、入口で受付をして、書いてもらった評価表を見て、避難場所を割り振る研修を行った。まずは、防災危機管理課の職員が運営側と避難者役をしてみせた。一般的な徒歩で来た避難者、車で来た人、少し体調が悪い人、体調が悪い人の4つのパターンを実演。それぞれのパターンでの対応について細かく説明。
 その後、防災士が運営側を体験。職員の指導を受けながら、次々と訪れる避難者への対応などについて学んだ。
 平石会長は「いつ災害が来ても、地域内で対応できるように、防災士会が工夫を続けている。災害が起きた場合は行政と協働して防災士が自主的に活動をし、自ら避難所を運営するという方向性が大切。待ったなしの課題」と話した。