別府市教育委員会は、令和3年度第1回別府市子どもの読書活動応援ボランティア研修会を26日午後2時、市役所で行った。
コロナ禍で、どのボランティアグループも対面での読み聞かせを行うことが難しく、苦労をしている。リモートで読み聞かせをしている南小学校の読み聞かせグループ「にじのたね」の活動を中心に、これからの読み聞かせについて意見交換をした。
寺岡悌二教育長が「コロナ禍で、読書活動が子どもたちの生きる力の支えになればと、給食中に放送で読み聞かせをするなどしていると聞く。ICTを活用すると瞬間的には知識が広がるが、知識の定着には読書の方が良いと言う話もあります。学校でも司書を中心に学校図書が快適な場になっています。皆さんの活動はとても重要です」とあいさつ。
「にじのたね」は、学校と協力してリモートで各教室をつないだ読み聞かせの様子を紹介。参加者からは学校への交渉の仕方や著作権の問題、選書の方法、リモート中のトラブルへの対処などの質問が出た。「にじのたね」メンバーから「学校側からリモートでやってみませんかと声をかけてもらえた」「出版社に聞くのが一番。社によって対応は違うのですが、手順を踏めば大丈夫」「1人のメンバーだけが操作をしていると、その人が来ないと出来ないということになるので、誰でも出来るようにやっている」「選書は、低学年の子どもが分かりやすいものを選んでいる」「トラブルは色々ありますが、やりながら工夫をしてきた」などと説明。
実際にiPadを使って、オンラインでつながってみた。また、会場には市立図書館の司書がオススメの読み聞かせの本を紹介した。