大分県建設業協会別府支部(和田修支部長)は7日午前10時、令和3年度「全国安全週間」安全パトロールを実施した。同支部、大分労働基準監督署から6人が参加した。
別府建設会館で行われた出発式で、藤澤正治・県建設業協会別府支部安全委員会委員長、柴田健一・大分労働基準監督署安全衛生課長がそれぞれあいさつした。
安全パトロールの現場などの説明後、建築現場に移動した。
はじめに、田の湯町で行っている「(仮称)田の湯マンション新築工事」の現場では、プレハブの前に集合した参加者に工事責任者が現状を説明。2階(進捗状況32%)までの管理体制、墜落災害防止、建設機械の適切な使用、型枠・足場の倒壊・崩壊防止など安全に工事が進められているかを確認した。その後、プレハブ前でパトロール結果を報告した。
また、柴田・大分労働基準監督署安全衛生課長から工事責任者に、6日に大分市の工事現場で発生した事故(後退中のトラックに警備員の女性が下敷きになり死亡)を受けて、誘導員の配置や指示の明確化などを注意するよう指示した。
続いて、汐見町の(仮称)汐見マンション新築工事、午後に令和2年度防安地防別第1号災害防除工事の巡視を行った。
安全パトロール終了後の午後3時、柴田大分労働基準監督署安全衛生課長が講評した。
建設業における安全意識の向上と労働災害の減少を図るため、全国安全週間(1~7日)が「持続可能の安全管理 未来へつなぐ安全職場」をスローガンに実施されている。三大災害(墜落・転落、建設機械・クレーンなど事故、倒壊・崩壊)の防止や熱中症の予防、さらに新型コロナウイルスへの感染防止対策などを確認した。