ベテラン4人が春の叙勲など

受章報告をする村田正則さん

 今春の第36回危険業務従事者叙勲で瑞宝双光章を受章した元消防本部次長兼予防課長の村田正憲さん(70)=乙原=が12日午前9時30分、長野恭紘別府市長を訪問した。都合で、令和3年春の叙勲で瑞宝単光章を受章した元市消防団第16分団長の久保幸孝さん(78)=消防団歴35年11カ月=、元市消防団第11分団長の藤木政之さん(78)=消防団歴34年7カ月=、第36回危険業務従事者叙勲で瑞宝単光章を受章した元市消防署第1中隊第1小隊長吉弘滿男さん(71)=消防歴39年3カ月=は欠席した。
 受章者が紹介された後、長野市長が「一生懸命、別府市民の皆さまの生命、財産、安心、安全を守った成果が、今回認められての受章だと思います。消防の充実、発展のために、これまでしっかりと取り組んでいただきましたことに、別府市民を代表して心から感謝と御礼を申し上げます。これからもお体をご自愛しながら、後輩の皆さんにも貴重な経験を引き継いでいただいて、また良き模範としてこれからもさまざまな場面でのご活躍を祈念しています」と述べた。
 村田さんが「このたび、令和3年春の叙勲ならびに第36回危険業務従事者叙勲の具申にあたり、温かい推挙で素晴らしい章を受章できたことに心から感謝しています。この受章を機に、これまで培ってきました防災に対する知識を技術をこれまで以上に市民や地域住民のために役立てていきますことを誓います」と謝辞を述べた。
 記念撮影後、村田さん(消防歴37年)は「このような立派な章をいただきまして、身に余る光栄だと思っています。ご推挙いただいた消防の皆さん、市役所の皆さん、それから私を支えてくれた家族に感謝しています。今後は、これまで培ってきた消防の技術や知識を、少しでも市民の皆さんや地域の皆さんのために役立てていければと思っています」と話した。