別府市は、令和3年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)等に出場する別府市内の高校生の激励壮行会を14日午後4時、市役所で開いた。新型コロナウイルスの感染予防対策として、各部等の代表者と学校関係者のみが出席をした。
全国高等学校総合体育大会は、「走れ 北信越の大地を とべ 北信越の大空へ」をスローガンに、福井県や新潟県、富山県、石川県、長野県の北信越を主会場に開催される。
出場するのは、▽別府鶴見丘高校=バドミントン部男子と女子、新体操部の男子と女子▽別府翔青高校=自転車競技部の男子と女子、ヨット部の男子。水泳の競泳と飛び込みは今週末の九州大会の結果でインターハイへの出場が決まる▽明豊高校=剣道部の男子と女子、卓球部の男子と女子、ソフトテニス部女子、バスケットボール部女子▽別府溝部学園高校=陸上競技部の女子が出場をする。
出場校を代表して、明豊の丸馬寿・副校長が「思い起こせば、昨年、全国大会はことごとく中止を余儀なくされました。今年度は、東京五輪同様に、無観客ではありますが、開催され喜ばしい。先輩たちは悔しい思いを皆さんに託しました。その思いを胸に、市民の声援に応えるべく健闘を期待します。必ずや、朗報を届けてくれるものと確信しています」とあいさつ。
長野恭紘別府市長が「大分県、別府市を代表して出場、おめでとう。皆さんの顔を見ていると、うれしい気持ちでいっぱいです。先輩方は最後の大会にいたることなく卒業したが、その思いを皆さんが継いで、頑張ると誓いに来てくれて、うれしく思います。自分自身の力100%出せば、必ず良い成果が得られると思う。思いっきり、生き生きと頑張ってほしい。体調管理をしっかりして大会に備えてもらいたい。心からの奮闘を期待します」と激励をし、各学校に奨励金を手渡した。
選手を代表して、明豊高校卓球部男子の田原翔太主将(18)が「昨年の3年生は悔しい思いをしながらも、後輩の指導をしてくれました。悔しい思いをした先輩の分も最後まで諦めず一戦一戦頑張ります」と力強く決意を述べた。