別府市子ども会育成会連合会(池邉栄治会長)は「子ども会KYT初級指導者養成講習会」を7月25日午前9時30分、おひさまパーク3階南部児童館で行い、約20人が参加した。
KYTとは、K(危険)Y(予知)T(トレーニング)のこと。
子ども会活動の充実振興を図るためには、活動中の事故を未然に防ぐなど安全の確保が重要となり、その具体的な外周教材として、子ども会が開発した「子ども会KYT」がある。そのKYTを学習し、子どもたちが自ら学ぶ「安全学習」として、その推進役となる育成者を養成することが目的。
池邉会長のあいさつ後、講師は全子連子ども会KYT中級指導者の樋口麻紗さんが務めた。
「子ども会における危機管理の考え方は、身体、精神、社会的安全の確保をすることです。目に見えない隠れた重大な危険をハザード、自ら挑戦することでハザードを排除し軽減できる危険をリスクと呼びます」と述べた。
子ども会活動の危険予知のポイントは▽見える危険=用具や場所など▽見えない危険=子どもの資質、行動など▽危険は隠れている、動いている=動線、人間関係など―を挙げた。
危機回避の方法や安全教育のサイクルについても説明した。
続いて、「子ども会KYT演習」を実際に行い、発表も行った。