別府市議会の予算決算特別委員会④

これまでの審査を受けて表決を行った

 別府市議会の予算決算特別委員会(荒金卓雄委員長)は14日午前10時、委員会を開いて令和2年度の決算審査認定における表決を行った。
 一般会計、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計の各決算の認定については、反対があり、賛成多数で認定した。その他4つの特別会計と水道事業会計及び下水道事業会計の決算については、全会一致で認定した。委員長報告は最終日の27日に行われる。
 長野恭紘別府市長が「指摘いただいた事項は、予算の編成、執行にあたり、各部長に十分に検討するように指示する」と述べた。
 荒金委員長は「決算認定審査と翌年度の当初予算の循環性を図るため、決算認定審査を行うとともに、前年度の委員会の意見書に対する取り組みを審査しました。令和2年度は、新型コロナウイルスの感染拡大により、対策に追われた1年でした。今年度は、21年ぶりに財政調整基金を取り崩さず実質的に収支均衡予算となりました。しかし、感染力が強く、重症化リスクが高い変異株の影響により感染者が増加したことに伴い、市民の生活と健康を守るため、対策のための補正予算が編成執行されている。持続可能な財政運営を図るため、コロナ禍にあっても財政規律を緩めることなく、あらゆる事態に対応できるように、各委員の意見を真摯に受け止め、次年度の予算に反映してもらいたい」と述べた。