別府市ウェイトリフティング協会(加藤信康会長)は12日午前10時、市営野口原総合運動場の駐車場内に、念願の専用練習場「ベップ・ウェイトリフティング・ジム」の開設式を行った。関係者約50人が出席した。
同協会は、これまで旧別府商業高校、旧西小学校、旧浜脇中学校と練習場を転々とし、安定した練習場の確保が課題だった。重いウエイトをつけたバーベルを落とすため、床に大きな負荷がかかる。しっかりとした床や大きな音が出ても気にならない場所が必要で、専用練習場を熱望していた。
はじめに神事が行われ、神日出男八幡朝見神社宮司が執り行い、糸永一人同協会理事長、吉田忠智大分県ウェイトリフティング協会長(参議院議員)、長野恭紘別府市長、松川章三市議会議長らが玉串を奉てんし、今後のジムの安全と選手の活躍を祈願した。
糸永理事長は「皆さのご協力のおかげで、念願の練習場が出来ました。専用ジムではありますが、市民の皆さんが気軽に利用でき、交流できる場にしたい。また、ジュニアアスリートなど、体験教育を通して魅力を発信していきたい」とあいさつをした。
来賓の吉田会長が「ロケーションの良い所だと思った。現在、別府市内の高校にはウェイトリフティング部がなく、是非、高校に部が出来ると良いと思う」。長野市長は「別商の共同練習場にはじまり、転々としてようやく専用の練習場が出来ました。アフターコロナでは、市民の健康増進とジュニアを中心とした選手の育成が課題。この課題解決に向けて、さらに力添えをいただきたい」とそれぞれあいさつ。松川議長も祝辞を述べた。
式典終了後、選手によるデモンストレーションも行われ、新しいジムでさっそく練習が始まった。