日出町で和綴じ本製作体験を実施

本格的な和綴じ本づくりにチャレンジした

 日出町教育委員会は、「ひじはく」プログラムとして、「和本に触れようー和綴じ本製作ー」を9月21日午後1時半から、致道館で行った。14人が参加。
 歴史・文化財への普及啓発を目的に、昔ながらの和綴じ本を体験してもらおうというもの。
 和本は、江戸時代以前の製本方法で作られた装本のことで、中でも袋綴装(ふくろとじそう)と呼ばれる和綴じ本は、古文書の中で最も多く現存しており、現在でも御朱印帳などで使用される。
 文字面が外側になるように二つ折りにして、穴をあけて背を糸で綴じた形態の「袋綴装」と数枚の紙を重ね合わせて二つ折りにして一括りとしたものを、複数重ねて背を糸で綴じた形態の「綴葉装(てつようそう)」の2種類を作った。
 とんかちを使って穴を開ける本格的な作り方に、参加者はテーブルごとに教え合いながら和気あいあいとした雰囲気の中で、自分だけの和綴じ本を作り上げた。
 和綴じ本製作体験は10月5日にも予定されている。問い合わせは文化・スポーツ振興課(電話73・3222)へ。参加費は500円。

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