中国は上海市を中心に、SNSを含む、新聞、テレビ、雑誌などの総合メディア事業を展開するグループ総帥の周維中氏(椿櫞資本グループ代表)が4日、別府市を訪れ、長野恭紘別府市長を表敬した。
人口2632万人を擁する中国最大の近代都市上海。別府市小倉の(株)サラヴィオ化粧品(濱田茂会長)は本格的な中国進出のパートナーとして周氏と出逢い、周氏はサラヴィオの中国進出拠点を受けることになった。
今回の別府市訪問は、湧出する温泉藻類から開発されたサラヴィオ製品の紹介をはじめ、風光明媚な九州の観光資源「おんせん県大分」を紹介するビデオ撮影のためにスタッフを帯同させて4日間の日程で県北から県南を回る。大分県の観光宣伝を含むPRビデオは、特番仕様にして上海TVで放映する。
サラヴィオ濱田会長は「インバウンドの拡大をめざすためにも上海と手を組み、近い将来は大分空港直行便の開設をめざしたい」と意気込んでいる。
市役所には、濱田会長、周氏、蒲生岳人ショーハウス(株)代表、浅尾歩サラヴィオ化粧品海外事業部統括マネージャー本社企画室室長が訪れた。
長野市長は「文化プログラム、交流プログラムをつくることができればと思う。別府の良いところ、隠れた名所などの情報交換をしていきたい」と歓迎。
周氏は「今回の撮影では、他にはないユニークな映像を撮りたい。また、来年から旅行プランを立ち上げるが、10月18日からの放送で別府を選ぶ理由をつくっていきたい。旅行企画も他とは差別化を図る」と話した。