2部門で8団体に補助金決定 別府市が市民活動を支援へ

8月に行われた2次審査での公開プレゼンテーションの様子

 別府市は、市民活動団体を支援する「別府市市民活動支援補助金」の審査を行い10日、交付決定団体を発表した。
 協働のまちづくりを推進するため、地域の課題解決に向けて公益的な活動を行うNPO法人や学生団体も含めた市民活動を応援するのが目的。対象は、NPO活動推進部門と市民活動促進・活性化部門の一般枠と学生枠。今回、NPO法人6団体、市民活動の一般枠に8団体、学生枠に5団体の応募があった。
 対象となるのは、保健・医療又は福祉の増進、社会教育の推進、まちづくりの推進、観光の振興、農山漁村又は中山間地域の振興、学術。文化・芸術又はスポーツの振興、環境の保全、災害救援活動、地域安全活動、人権の擁護又は平和の推進、国際協力、男女共同参画社会の形成の促進、子どもの健全育成ーなど20項目にわたる活動。
 1次審査は書類選考、2次審査は公開プレゼンテーションが行われた。2次審査には、NPO法人6団体、一般、学生各3団体の計12団体が進み、活動説明を行った。審査は、公益性、実現性、課題は悪、協働性、発展性、主体性、組織強化、プレゼン力の50点満点で評価された。
 5人の審査員の前でそれぞれの活動の必要性と公益性、有益性についてプレゼンを行った。時には「補助金を受けるというよりも、事業化を考えてはどうか」との意見も出て、実現性へ厳しい質問も出た。
 結果、NPO法人部門では、自立支援センターおおいたの「別府市『市営温泉バリアフリー情報』発信事業」に58万3千円、別府八湯温泉道名人会の「温泉掃除リーダー育成事業」に60万円。市民活動・活性化部門の一般枠では、ソイスポ2019実行委員会「ソイスポ2019 Breakthrough!」、亀カメ倶楽部いちご会「食と音楽と笑いのコミュニティー作り」に各30万円、亀川の自然環境を守る会「冷川、関の絵海岸の環境保全活動および地域住民や子どもたちの環境意識を高めるための活動」に20万2千円。学生枠の別府大学ジビエ料理研究会・狩猟サークル、APUの物好きな人たちと別府市のオモシロイお店の豊かなマルシェ、プロジェクト・チームMIRAIE(海岸清掃)に各10万円ずつ補助金を交付することになった。
 交付決定を受けた各団体は、来年3月31日までに活動を行い、活動完了後1カ月以内に実績報告をしなければいけない。
 活動を通じて、どう地域活性化が行われるか、活動に注目と期待がされる。

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