ぶたまんの店幸崎をM&A

ぶたまんの店幸崎とクリエイツ間で事業承継が成約された

 有限会社ぶたまんの店幸崎と株式会社クリエイツとの間で事業承継・M&Aの成約式が18日午後1時半、大分みらい信用金庫本店で行われた。
 式では、山中俊弘大分県事業引継ぎ支援センター統括責任者、時枝喜久生大分みらい信用金庫副理事長のあいさつ後、幸崎雅弘(有)ぶたまんの店幸崎取締役(先代社長)が「県事業引継ぎセンター、大分みらい信用金庫の皆さんをはじめ、クリエイツさんの力添えで、新しい出発が出来ることを心から喜んでいます。これからも指導をお願いします」。
 足立彰代表・幸崎取締役は「皆さんの協力があって、この日を迎えられました。50年続いてきたぶたまんですが、60、70年と続く1年でも長く続く別府のソウルフードとして残ってほしい」とそれぞれあいさつした。
 続いて、森宗明(株)クリエイツ代表取締役が「私どもだけではどうにも出来なかったので、皆さんの協力の賜物だと思います。これから長いお付き合いになると思いますが、よろしくお願いいたします」と述べた。
 調印後、成約を記念して写真撮影をした。
 有限会社ぶたまんの店幸崎は、ぶたまん一筋47年。別府のソウルフードとして親しまれてきており、居酒屋「二十八萬石」での店舗売りを主体に営業してきた。「ぶたまん」は、別府の温泉水を利用した生地、国産豚肉、県産の野菜などを使い、脈々と受け継がれているこだわりが詰まっており、創業当初から変わらない味わいを提供してきた。
 株式会社クリエイツは、仕事上のパートナーとして従事してきたが、後継者がおらず廃業も視野に考えているとの話を聞き、このままでは故郷の味が消える危機感から検討の末、承継する意思が固まったという。
 承継する上で、専門的なサポートが必要なため、大分みらい信用金庫に相談。大分県事業引き継ぎ支援センターの協力もあり、M&Aが成立した。

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