別府市と伊予銀行が協定を締結

観光における互いの強みを生かしながら協力する協定を結んだ

 別府市は伊予銀行(本店・愛媛県)との観光振興連携協定に関する協定書の締結をこのほど、ホテル白菊で行った。伊予銀行の別府支店は今年開設100周年を迎えたのをきっかけの1つとして、観光に特化した協定を結ぶことになった。
 協定では、観光、インバウンド誘致や広域での観光振興、観光客の利便性向上、交流人口、観光消費額拡大など地域活性化に関する相互協力を行うとしている。連携を強化しながら、それぞれが持つ物的、人的、知的資源を有効に活用して、観光振興を軸とした地域全体の活性化を図るのが目的。
 長野恭紘別府市長と大塚岩男伊予銀行頭取が協定書に署名して握手を交わした。長野市長は「歴史と伝統ある、伊予銀行と協定を結ぶことが出来た。インバウンドでは、シンガポールや上海といった伊予銀行が持つ海外支店における有力なマーケットがある。力添えをいただきながら、一歩高見を目指した観光を目指したい」とあいさつ。
 大塚頭取は「別府の皆さんには、長いことご愛顧いただいています。別府支店100周年という記念すべき年に、このような協定を締結できたことをうれしく思います。別府観光の発展に寄与した、油屋熊八は宇和島の人。昔から、人とモノの交流は盛んだった。さらに強いつながりを持ち、互いのネットワークをうまく活用しながら、発展していきたい」と述べた。大塚頭取は平成15年から大分支店長を務めた経験もあり、温泉が大好きで「1日3回は入らないと」と笑顔で話していた。
 伊予銀行が県外の自治体と観光に特化した協定を結ぶのは初めて。

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