総合計画・総合戦略の市民拡大版

グループに分かれて別府の魅力や課題について意見交換をした

 別府市は、総合計画・総合戦略審議会の市民拡大版「みんなで別府の未来を考えませんか?」を6日午後2時から、市役所で行った。約50人が参加した。
 元立命館アジア太平洋大学(APU)副学長で別府市総合政策アドバイザーの今村正治(株)今村食堂代表取締役社長が「別府の『幸福論』くらすひとにも、たびするひとにも、とおくのひとにも」と題して特別講演を行った。
 APUの開学から携わってきた今村さんは「APUを作ったのは、別府市民だと思う。日本人学生の20数%が東京から来ている。そういう大学は、日本には他にないと思う。観光について、温泉があるというだけではなく、素晴らしい知識を持った人が集まる。それが、別府ツーリズムバレー。別府には沢山の宝があるのに、どんな小さなことでもやりますよ、という人がいないのが残念」などと話した。
 6つのグループに分かれてワークショップを行った。別府の魅力、足りないと思う部分などについて話し合い、グループごとに発表をした。別府の魅力については「学生が多い」「海岸線が長い」「医療機関が多い」などが出て、課題については「古いものにこだわりがない」「自然が多く、川も多いがあまり注目をされていない」「並木道がほしい」「音楽演奏を街中でするなどすることで雰囲気が変わるのではないか」などの意見が出た。
 2回目の市民拡大版会議を12月8日午後2時から行うことを予定している。

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