小さな親切運動の実行章

さつきの展示などを行っている別府さつき会に小さな親切運動の実行章

 小さな親切運動運動本部(鈴木恒夫会長、東京都)は、別府さつき愛好会(伊藤保夫会長、10人)と伊藤会長夫妻に対して、実行章を授与。贈呈式を6日午後1時から、市中部地区公民館で行った。
 実行章は、小さな親切をしていると感じたり、見聞きした人が推薦をして贈っているもの。さつき愛好回は、昭和51年に会員相互の親睦とさつきの技術向上を目的に設立された。年6回の実技講習会や1回の研修旅行を行い、別府国際観光港のフェリー乗り場で展示会を毎年開催しており、会期中に苗を無料配布しており、その数は1万本を超える。また、立命館アジア太平洋大学(APU)の学生寮でも展示を行い、外国人留学生に日本の伝統文化を伝えると共に、学生に癒やしを提供している。
 また、伊藤会長(80)は元は郵便局員だった関係で、地域住民や郵便局に恩返しがしたいと30年以上、鉄輪郵便局を中心に亀川や平田の郵便局にもさつきを飾っている活動をしており、家族の支えがあってこその活動と「伊藤保夫ファミリー」として、妻の和子さん(75)にも一緒に実行章を贈った。
 推薦をした長野秀和長田観光社代表が理由を説明。運動大分県本部の浦松傳副会長が表彰状を伊藤会長に手渡して「日頃コツコツと活動をしている人に光りを当てるのが実行章です。毎日水をやって手入れをして育てることは、人を育てることと同じだと思います。これからも、小さな親切運動を続けてもらいたい」とあいさつ。
 伊藤会長は「とても驚いています。さつき会の中に花を咲かせてくれた感じで、ありがとうございます」とお礼を述べた。

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