別府市防犯協会連合会(会長、長野恭紘別府市長)と別府警察署(佐藤由布美署長)は「令和元年度別府市地域安全大会」を17日午後1時半、別府警察署1階大会議室で開催した。市内の自主防犯パトロール隊ら約80人が出席した。
大会に先立ち、別府市防犯協会連合会副会長の川上隆別府市副市長(市長代理)から去る11日に開催された大分県安全・安心まちづくり県民大会で表彰された2人、2団体に表彰状が伝達された。
主催者の川上副会長(会長代理)が「市内の防犯パトロール隊は52隊あり、日夜を問わない活動をしていることに感謝します。防犯をするという地域の意識が不可欠で、継続することで市全体の安全安心につながると思います」。
佐藤署長は「パトロール隊の目的は、犯罪を起こさない空間を作るためには人の目による活動を行うということ。皆さんのおかげで、絶大なる効果が上がっています。警察としては、皆さんと連携をしながら、活動を続けていければと思います」とそれぞれあいさつ。
来賓の塩地奎三郎別府市地域安全パトロール隊会長、大鍜治光子同隊副会長、永尾福康別府地区少年警察ボランティア協会長、利光聰典別府市教育庁学校教育課参事兼総合教育センター所長が紹介された。
戸次清治別府警察署生活安全課長が、別府市内の犯罪概況を説明した。
犯罪発生状況は、平成30年は469件となっている。ピーク時の5分の1程度になっており、今年は307件。万引き・器物損壊・自転車盗は昨年同時期と比べて減少しているが、占有離脱物横領・置き引きが増加している。
特殊詐欺は今年に入り9月末まで、8件あり、被害額は約2440万円となっている。
自主防犯パトロール隊活動報告発表として、別府大学自主防犯パトロール隊の西田樹生さんと秋好建吾さんが「防犯パトロールの現状及び課題について」をテーマに行った。
最後に、大鍜治副会長が大会宣言をした。
被表彰者は、次のとおり。(敬称略)
▽警察庁長官・全国防犯協会連合会会長連盟表彰(防犯栄誉銀章)=長野也典▽全国防犯協会連合会会長表彰(功労ボランティア団体表彰)=東荘園町自主防犯パトロール隊▽大分県防犯協会理事長・大分県警察本部長連盟表彰(個人)=米田大作▽同表彰(団体)=別府大学防犯パトロール隊