鶴見丘高校で市民と議会との対話集会

鶴高生が総務企画消防委員会の議員と意見交換した

 令和元年度「市民と議会との対話集会(議会出前講座)」が18日午後2時20分、別府鶴見丘高校鶴嶺会館で開催され、高校3年生22人、市議会総務企画消防委員会10人、オブザーバーの市議5人が参加した。
 開会に先立ち、萩野忠好市議会議長が「いろいろな話を遠慮なく聞かせて下さい。50分と短い時間ですが、忌憚のない意見を賜りますようお願いします」とあいさつ。
 荒金卓雄市議が、市議会の仕組みを説明した。続いて、5グループに分かれた生徒に市議3人が1グループとなり、「将来の別府市に希望すること」をテーマに意見交換をした。
 生徒からは「外国人の増加、少子高齢化の解決として移住や定住を促進しているが、人口減少対策は」、「別府出身者のUターンはどうすればいいのか」、「若年者、高齢者の定住について」などの質問があり、議員は「定住についてだが、高齢者はバリアフリー化が進まないと定住はしない。まずは、我々が住みよい環境を作っていかないといけない。温泉に付加価値を付けるなど、別府市は若者のニーズを捉えていかないと…」と説明していた。また、生徒から「議員の仕事はやりがいがあるか。楽しいか」と質問があると、議員は「苦しい」「キツイが、やりがいはある」と答えた。
 意見交換後、生徒を代表して黒木公太朗さんが「18年間、別府市で生まれ育ちましたが、市議会が分かっていなかった。市議会議員の皆さんと直接話す機会をいただき、自分が想像していた議員と違っていました。これからも、別府市について真摯に考えていきたい」と感想を述べた。
 最後に、穴井宏二市議が「観光、映画館など、将来の別府についていろいろな意見をいただきました。対話集会が出来て、本当に良かったと思いました。今後とも、市議会を身近に感じてくれたら嬉しい」と締めくくった。
 また、参加した後藤陽菜さん(18)は「湯布院は景観がきれい。別府はビルなどが建ち景観が統一できていない。地域ごとに役割を明確にし、観光発展につながったらいいと思う。市議会議員の皆さんに言えて良かった」と感想を付け加えた。

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