鈴木スポーツ庁長官が別府視察

別府市内のグラウンドを訪れて視察をした鈴木長官

 スポーツ庁の鈴木大地長官は19、20日に来県して、JR大分駅前のファンゾーンや別府市の公認チームキャンプ地グラウンドなど、ラグビーワールドカップ関連の視察を行い、19日のイングランドとオーストラリア戦を観戦した。
 20日午前11時すぎに別府市内のグラウンドに到着した鈴木長官は、杉原勉・別府市RWC2019推進室長や管理する公園緑地課から説明を受けた。予選でキャンプを受け入れた4チーム中、当該グラウンドで練習をした3チーム全てが決勝トーナメントに進出したことや激しいラグビーの練習に耐えられるように、芝が緩やかに摩耗するように工夫していること、以前は土のグラウンドだったのを整備したことなどを説明。鈴木長官は他のトレーニング施設も視察して「至れり尽くせりで素晴らしい。来年のオリンピックでのキャンプにも使えるのでは」と興味を持った様子だった。
 また、別府公園の屋台村も訪れ、ボランティアに声をかけるなどした。別府での視察を終えて鈴木長官は「競技力の向上だけでなく、スポーツの力で地方経済の活性化もミッションの1つ。海外チームからのリクエストに1つ1つていねいに応えて仕事をした関係者の尽力もチームは享受したと思う。別府には温泉というキラーコンテンツがあり、海や山もある。観光名所として、別府ここにありというまちになってもらいたい」と話した。また、来年行われる東京オリンピック・パラリンピックでの別府キャンプの可能性についても期待をにじませた。

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